-講義資料の印刷は4号館教室で行ってください.

3Dプリンター出力サービス

はじめに

学術情報基盤センターでは教育用に山形大学教職員・学生向けの3Dプリンター印刷サービスを展開しております. 2020年11月時点では,試験利用ということ無料で利用できます. また,3Dプリンターは熱溶解積層方式(ディスペンサー方式)のためすべてのモデルの出力を保証できませんので,ご了承のほどお願いします.

機種・仕様

表 サービス仕様
項目 データ
メーカ 武藤工業株式会社
機種名 Value3D MagiX MF-2200D
対応樹脂 PLA(ポリ乳酸), ABS,ABS HG,TPC, SB
出力サイズ 300×300×300mm
造形方式 熱溶解積層方式
入力データ形式 STL形式
設置場所 学術情報基盤センター

利用方法

3D CADソフトウェアなどを使って,3次元モデルを作成してください. 次に,STLファイル形式でファイルに出力してください. センターにUSBフラッシュドライブなどに保存して,もってきてください. センタースタッフの指示に従って,利用者は3Dプリンターの印刷条件を調整・印刷をしていただきます. 樹脂(フィラメント)の交換は,センタースタッフが行います.詳細は,3Dプリンタ使用マニュアル Ver.3および3Dプリンター 使用報告を見てください.

なお,受付時間は,平日の9時~15時です.出力は,大きさにもよりますが,最低数時間程度かかります.

翌日が土日祝の場合、午前中にデータ受付、午後に出力品の受け取りができる場合のみ受けつけます(2022.12.21運用変更)

利用負担金

2016年11月時点では,センター側の3Dプリンターの操作経験が不十分なため,試験利用として負担金はいただいておりません. ある程度ノウハウが蓄積し,安定稼働が可能になりましたら,樹脂代金のみ利用者にご負担いただく予定です. 樹脂は,一辺8cmの立方体で200g程度を使用します. また,センターでは常にすべての樹脂をストックしておりませんので,樹脂については事前にご相談してください.

下記の表に予定している利用負担金を示す.樹脂の質量10g単位で課金をし,10g以下は切り捨てとします.

表 フィラメントの種類と利用負担金
名称 規格 価格 [円/10g]
ABS樹脂 1.75mm 50
ABS樹脂 3.00mm 50
PLA樹脂(ポリ乳酸) 1.75mm 50
PLA樹脂(ポリ乳酸) 3.00mm 50
ABS HG(ハイグレードABS樹脂) 1.75mm 100
TPC 1.75mm 250
SB(スチレン・ブタジエン) 1.75mm 250

動作状況

3Dプリンターのリアルタイム映像

使用例

表 3D CAD, 3Dプリンターを活用した試作例
No. 設計図 出力品図 備考・コメント
1
電気抵抗とコンデンサの並列接続の概念図(©赤間未行)
未実施
2
静電分極
(©本田アンドレイ
静電分極の実物写真
3Dプリンターに出力中に樹脂が無くなった.数日後,樹脂を交換して継続印刷をしたが,ベースから離れて継続印刷ができずに断念した. 詳細ウェブページ
3
抵抗のモデル
(©小林晃太)
抵抗
物質化学工学実験Ⅳ 作品
4
クーロンポテンシャル(©増子勝一)
クーロンポテンシャル
レポート
STLファイル
CADデータ(要認証)
5
居室プレート
(©情報技術室)
居室プレート
2色とも ABS 樹脂のフィラメントを使ってプリント.
情報技術室の居室で使用しています.

参考資料

更新履歴

  • 2016.11.初版リリース
  • 2018.11. 2年間の試験運用の経験から利用者による印刷(造形)のための説明書を追加
  • 2022.12. 運用方法見直し受付時間を一部修正
  • 2023.09. 3Dプリンターの試作例を追加