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無線LANルーター設定方法

【目次】

0. はじめに

1. 設定手順
 -エレコムの場合
 -バッファローの場合

2. Wi-Fiの送信出力を制限する

3. 配布IPの設定を変える

4. 学内LANのPPPoE接続

はじめに

 山形大学工学部へ割り当てられている固定IPは有限なので,各研究室や会議室などで無線LANルーター使用することは情報センターとしては推奨いたしますが、設置する場合は、 必ずルーターモードで使用してください。ルーターモード以外での使用を起因とした通信障害が発生し情報センターへ相談へ来る事例が確認されてます。
 その中にはIPアドレスの不足によるネットワーク障害も確認されています。こういったトラブルを回避するためにも必ずルーターモードで使用するようにしてください。 他のモードでの使用が必要な場合は、事前に情報センターへ相談してください。

設置の前に

 無線LANルーターを新たに設置する場合、固定IPを設定したい場合は固定IPの使用申請が必要です。DHCPによる自動取得の場合は特に申請等は必要ありません。 しかし, 通信障害やウイルス警報が起こった場合はルーターの設置責任者に管理状況の確認を行うことになりますので、必ず設置責任者と連絡先の明記をルーター本体に行ってください。
 設置例を図0.1に示します. 図にあるようにルーター本体に責任者・運用担当者・メールアドレス・緊急連絡先を明記してください。 テプラなどの用意ができない場合は, 情報基盤センターまで必要事項を連絡いただければ作成いたします。

設定手順

 ここでは山形大学工学部で学内ネットワークを利用するための設定方法を記載します. 工学部ではネットワークを利用するために「米沢キャンパスネットワーク認証」 を必要としています. そのため市販のルーターは出荷時設定のままではネットワークを利用できない場合があります. 学内ネットワークを利用するためにはルーターのIPアドレスの取得方法を 「自動取得」または「固定IPアドレス」に設定してください.
 設定例として以下の製品を挙げています.

エレコムの場合

1. 本体の「動作モード」を「ルーター」に設定し, 背面の「青色」の差し込み口にLANケーブルを繋ぎ, 電源を入れる.
2. 自身のパソコンをルーターに接続し, 「ルーター管理画面」にアクセスする.
3. WAN&LAN > WAN から「WANアクセスタイプ」を「DHCP」または「固定IP」に変更する.
4. 米沢キャンパスネットワーク認証にアクセスする.

1. 本体の「動作モード」を「ルーター」に設定し, 背面の「青色」の差し込み口にLANケーブルを繋ぎ, 電源を入れる.

 図1 のようにルーターの電源を入れて壁の情報コンセントと「青色」の差し込み口をLANケーブルで繋いでください. このとき本体の「動作モード」が「ルーター」と なっていることを確認してから本体の電源を入れてください.

図1. ルーターの接続

2. 自身のパソコンをルーターに接続し, 「ルーター管理画面」にアクセスする.

 自身のパソコンをルーターに接続してください. 接続は有線でルーターに接続することを推奨します.
 「ルーター管理画面」へのアクセス方法は本体に同封される「かんたんセットアップシート」(図2)を確認し, ブラウザでIPアドレスにアクセスしてください. 初期パスワードは製品ごとに異なるので大切に保管するか, 「ルーター管理画面」にログイン後にパスワードの変更を行ってください.

図2. かんたんセットアップシート

3. WAN&LAN > WAN から「WANアクセスタイプ」を「DHCP」または「固定IP」に変更する.

 「ルーター管理画面」にログインし, 「HOME」にある「WAN&LAN」を選択します. そこから「WAN」を選択すると図3 のような画面になるので「WANアクセスタイプ」を 「DHCP」に変更し, 「適用」を押してください. または, 情報基盤センターに固定IPアドレスを申請した場合は「固定IP」を選択し, IPアドレス情報を入力してから「適用」を 押してください.

図3. アクセスタイプの設定画面

バッファローの場合

1. 本体の「AUTO/MANUALスイッチ」を「MANUAL」に切り替える.
2. 「ROUTER/AP/WBスイッチ」が「ROUTER」であることを確認し, 背面の「青色」の差し込み口にLANケーブルを繋ぎ, 電源を入れる.
3. 自身のパソコンをルーターに接続し, 「Air Station」にアクセスする.
4. 詳細設定 > Internet から「IPアドレス取得方法」を「DHCPサーバからIPアドレスを自動取得」または「手動設定」に変更する.
5. 米沢キャンパスネットワーク認証にアクセスする.

1. 本体の「AUTO/MANUALスイッチ」を「MANUAL」に切り替える.

 図1 のように本体側面にある「AUTO/MANUALスイッチ」を「MANUAL」に切り替えてください. 初期設定では「AUTO」になっていますので注意してください. 「AUTO」のままだと「Internet 回線判別中」となったまま接続ができなくなります.

図1. AUTO/MANUALスイッチ

2. 「ROUTER/AP/WBスイッチ」が「ROUTER」であることを確認し, 背面の「青色」の差し込み口にLANケーブルを繋ぎ, 電源を入れる.

 図2 のようにルーターの電源を入れて壁の情報コンセントと「青色」の差し込み口をLANケーブルで繋いでください. このとき本体の「ROUTER/AP/WBスイッチ」が「ROUTER」と なっていることを確認してから本体の電源を入れてください.

図2. ルーターの接続

3. 自身のパソコンをルーターに接続し, 「Air Station」にアクセスする.

 自身のパソコンをルーターに接続してください. 接続は有線でルーターに接続することを推奨します.
 「Air Station」へのアクセス方法は本体の「工場出荷時設定」(図2)を確認し, ブラウザでIPアドレスにアクセスしてください. 初期パスワードは同封された「セットアップカード」に記載されています. 初期パスワードは製品ごとに異なるので大切に保管するか, 「ルーター管理画面」にログイン後に パスワードの変更を行ってください.

図3. 工場出荷時設定/仕様

4. 詳細設定 > Internet から「IPアドレス取得方法」を「DHCPサーバからIPアドレスを自動取得」または「手動設定」に変更する.

 「Air Station」にログインし, 「詳細設定」を選択します. 左側のタブから「Internet」を選択すると図3 のような画面になるので「IPアドレス取得方法」を 「DHCPサーバからIPアドレスを自動取得」に変更し, 「設定」を押してください. または, 情報基盤センターに固定IPアドレスを申請した場合は「手動設定」を選択し, IPアドレス情報を入力してから「設定」を押してください.

図4. IPアドレス取得方法の設定画面

Wi-Fiの送信出力を制限する

 無線LANルーターにはWi-Fiの送信出力を制限する機能があります. 今回, 設定例として取り上げたバッファローのルーターには送信出力を制限することができます. 送信出力を制限することでWi-Fiの利用を室内のみに制限することが可能です. 室外にWi-Fiが漏れにくくなるため会議室などに無線LANルーターを設置することを検討されて いる場合はご参考ください.

バッファローの場合

1. 自身のパソコンをルーターに接続し, 「Air Station」にログインする.
2. 詳細設定 > 無線設定 > 【拡張機能】から「送信出力」を変更する

図5. 送信出力の制限
  

配布IPの設定を変える

無線LANルータをルータモードに設定したものの、ネットに接続できなくなる症状はルータで配布するIPアドレスの枯渇が原因と考えられます。

対策としては
1. IPアドレスの配布数を増やす
2. IPアドレスのリースタイムを短くする
の2つがあります。

バッファローの場合

1. 自身のパソコンをルーターに接続し, 「Air Station」にログインする.
2. 詳細設定 > LAN > LANと移動する
3. 配布IPの数を増やす場合は、「割り当てIPアドレス」に配布を開始するIPアドレスと配布台数を入力する
4. リース時間を変更する場合は、拡張設定の「表示する」にチェックをし、表示された項目の「リース時間」を変更する

図6.配布IPの設定変更

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